日本が先進国から遅れを取っていることを感じる

Prime reading読み放題対象になっているこの本を読みました。大前研一さんの本ですね。

本のタイトルの通り、2時間で今世界で起きていることや日本の課題がざっくりとわかるため、時間のない人がサラッと読むのに良いかと思います。

少し前から、日本は緩やかに衰退に向かっていている、というような内容の記事がチラホラ出るようになってきましたが、この本の冒頭では、ズバリ日本は「没落国家」になる、という事がはっきり書かれています。

衰退する国家、日本

少子高齢化、というそもそもの構造的な問題もそうなのですが、それに加えて世界的な企業を生み出す仕組み、ハイレベルな人材を育成する仕組みがなく、今後ますますアメリカや中国という巨大国家に遅れを取ることは明確である、と本を読んで感じました。しかもその状況に対し、危機感がないというのがさらにマズい。プレミアムフライデーとかやってる場合じゃないですよ、マジで。

この20年間、先進国では経済成長とともに上がっている賃金ですが、日本では逆に下がっているという事実。そして、その状況に声を上げない労働者。こうした、政府がやりたい放題にしても、本質を指摘しないメディアと、無関心な国民がいる状況では、徐々に大きな危機感を抱くことなく、緩やかに衰退していくとのことです。

直近、ボーナスの額が増えているとか、賃上げが上手くいっているとかいうニュースを見ますが、そもそも世界的に見たときに、そんな状況ではないということに気がつかなければいけません。

世界的に見て日本の労働者が低賃金な理由(プレジデントオンライン)

昔からの年功序列や、新卒一括採用、定年まで働き続けること前提の習慣が未だに根ざしており、かつ労働者を自由に解雇できない仕組みが、労働力の流動性を阻害し、生産性の低い状態から抜け出せなくなっているようです。要は、無能な上層部が居座っている影響で、優秀な若手が育たず、しかしそうした無能な人たちをクビにすることもできない状態というわけです。

三越伊勢丹の大リストラ 退職金5000万円上乗せ大金積んでまで辞めさせたい真意(プレジデントオンライン)

本の中で三越伊勢丹の早期退職者募集の話も出てましたが、退職金で5000万払わないと辞めさせられないって・・・て感じです。過剰な労働者保護が、国の経済成長の阻害要因になっているのも、一因なのだと思います。

ファーウェイショックで知る、中国との差

一時期ニュースにもなってましたが、ファーウェイ日本法人の新卒採用で、初任給が40万円とのこと。

ファーウェイの初任給「40万円」、日本人の稼ぐ力は他国の3分の2程度に

僕の新卒時(銀行)の初任給は、10年前になりますが、20万円くらいでした。だいたいどこもそんなものだと思いますが、中国ですごい勢いで成長しているファーウェイ(華為技術)はその倍です。僕もちょっと前までファーウェイのスマホを使ってましたが、コスパがめちゃめちゃ良くて、国産スマホをもはや買う理由がないと思ったほどです。というか、スマホを買うようになってから、国産って買ったことないな。

で、何が悔しいかって、ファーウェイ本国では新卒を月収83万円で採用しているとのこと。日本人はその半額で買い叩かれているわけです。しかも、半額ですら日本標準の2倍という水準。日本が先進国から遅れを取っていると実感します。

まとめ

今日AmazonのPrimeデーでしたが、最近買うのは中国製の安くてコスパの良い製品が多いんですよね。日本製だから良い、みたいな考えはもう古いものだと感じます。

なかなかメディアが今の日本の現状を伝えることもないので、政治や経済の今の状況をこうして俯瞰して把握できる本を読んで、自分の将来に活かしていかなければいけませんね。

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