頭の回転だけでは勝負できない

雑記

社会人として10年近く働いていると、頭の回転が早い人と遅い人の判別がなんとなくつくようになってくる。

かく言う僕も、決して頭の回転が早い方ではなく、以前いた組織では、同年代のマネージャーから「君は頭の回転が早くないよね」との評価をいただいてしまったことがある。

頭の回転は、日々の訓練である程度まで引き上げることができると思っている。特に仕事においては環境が重要であり、以前いた職場ではメンバーが高学歴揃いのせいか、とにかく切れ者が多く、僕もそこでだいぶ鍛えられたように思う。

頭の回転だけでは限界がある

ただ、頭の回転は仕事における要素として重要なのはそうなのだけど、より良いアウトプットを出していくためには限界がある。

つまり、いくら自分の頭の中だけで考えたところで、知らないものは出せないし、それを出し続けるとなるとさらにハードルは上がる。

ここ最近思うこととして、頭の回転以外に重要なファクターがいくつかあることに気づき、それをメモしてみる。

継続性

何かを続けられる力があるのは大きな強みだ。いくらダイエットの知識が豊富でも、それを実行し続けられなければ、何も成果を出せないのと同様、人は継続し続けるからこそ、何かを生み出すことができる。

以前Youtuberのヒカキン氏が、出来はそこまで良くなくても、とにかく毎日動画をアップし続けることが重要と発言していたが、まさにその通りで、何かを継続することはとても難しい。

ちなみに継続できるのは才能であるという話をしばしば見かけるけど、それはどうやら違うようで、継続性はつまるところ仕組みの問題だ。

自分にどう継続させ、習慣化させることができるのかを分析し、仕組み化することで続けることのハードルは下がる。

僕はここ3年くらいランニングなどのフィットネスを続けることができているが、それは運動中にその週のニュースやビジネス情報をポッドキャストを聞く、という付加価値があるから、続けられているように思う。

知識量

情報は常にアップデートし続けなければいけない。特に僕が働くウェブ業界は日進月歩で新たな情報が出てきており、キャッチアップするだけで一苦労だ。

ただ、知識があると引き出しが増え、みんなが悩む中で、こんな事例を見たことがあるんだけど、、と話に深みを持たせたり、議論が先に進んだりすることがある。

特に頭の回転が悪いと自覚する人は、この知識の引き出しを増やすことが重要だと考えている。

ロジカルに推理を構築してたどり着いた答えが、実は同じような事例がありました、という例は特に僕の働く環境では多く、それだけで業務の効率化に繋がる。

まさにナレッジ イズ パワーだと思う。

行動力

気になることに対してアクションできる人は、あっという間に他の人と経験値で差をつけることができる。

本を読んで知識をつけることはできるけど、実際に体験した人の説得力には敵わない。

知り合いで自分で企業を経営している人がいる。小さな会社だが、彼は様々な面白そうなことに対して投資をし、経験値を貯めている。

話を聞いてると大体が失敗しているようで、いやぁ今だから笑い話で済みますけどね、みたいな逸話がドンドン出てくる。

もしかしたらそう聞くと、なら最初からやらなければいいじゃないかと思う人がいるかもしれないが、彼は今、独立する人と事業承継してくれる人を探す企業とのマッチングをしている。

そんな中で講演や説明会を彼自身がすることもあるらしく、そうするとこれまでの失敗談を話すことで会場がワッと沸き、話を聞いていた経営者たちとあっという間に仲良くなれるという。

僕自身、彼と話しているとものすごく魅力を感じるし、様々な修羅場をくぐり抜けてきた強さがある。

つまり、行動を起こせる人が何かを変えることができる。

まとめ

昔の上司で、頭の回転はめちゃめちゃ早いのに、なんだか上手くいかず、信頼もされない人がいた。

ものすごくロジカルで話も面白いのに、なぜだろうと思っていたが、今になって思うと今回書いたことがどれもできておらず、頭の中だけで仕事をしているような人だった。

反面教師ではないが、僕自身もそれなりにいい年齢になってきてきることもあり、今回の内容を意識して、飛躍していきたいと思う。

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