ビジネスモデル2.0図鑑[書評]




先日会社のメンバーと話していて、とあるプログラム開発を依頼しようと知り合いのエンジニアに頼んだところ「それを俺が作るのもいいんだけど、プログラムが書けない人でも直感でプログラムを作れてしまうようなプラットフォームを作るほうが楽しくない?」と言われたという話を聞いて、思わず唸ってしまいました。

普通に働いていると、大抵の人はビジネスモデルについてちゃんと勉強する機会ってないんじゃないかと思った。僕の場合は広告代理店で働いていることもあり、どういったビジネスモデルで稼いでいるのか、という理解をする必要はあるのだけど、場当たり的で、きちんとまとめて学ぶ機会はなかったように思います。

そんなわけで買ってみた「ビジネスモデル2.0図鑑」。図解を交えながら、モノ、カネ、ヒトといった軸から、最新のビジネスモデルを学ぶことができます。

社会意義のあるビジネスとは

ビジネスモデルを学ぶことの意義は、仕組みの作り方を知ることができる点にあります。この本を読んでいると、課題の解決とマネタイズを美しく仕組み化している例を知ることができます。

中には、マネタイズが非常に厳しいものの、社会的意義がある活動であることから政府や自治体が介入することで事業が回っているものもあります。

この社会的意義、というところがミソで、本を読んでいると、出てくるビジネスモデルも、一定の傾向があることが見えてきます。例えば「空き家の活用」や「スキマ時間の活用」、「モノの再利用」「環境への配慮」など、社会が抱える問題を解決するようなビジネスが多いのです。

あえてこういう事例を集めたのかもしれませんが、そうした課題を解決するビジネスモデルは、周りが賛同することで上手くいきやすい一つのポイントなのではないかと感じます。

往々にして、こうした社会問題のソリューションは意義があるけれどもマネタイズできない、という問題を抱えがちな印象がありますが、この本で紹介されている事例は既存の概念を覆し、見事に事業として昇華させているように思います。

ブログ、Youtube、CtoC・・・

僕の場合は個人で生きていく、という思考が強いことからブログやらYoutubeやらで小金を稼ごうと動いてきました。実際、Twitterを見ると、そうした人は数多くいるように思います。

ただ、そうした人ほど「ビジネスモデル2.0図鑑」を読んで、視野を広げるべきだな、と思いました。綺麗事を言えば、事業とは社会に貢献するものであるべきであり、僕のコンテンツも誰かの役に立ったり、誰を楽しませるものであればいいなと考えています。

しかし、世の中には使っていない商品のアフィリエイトで稼ごうとしたり、フェイクニュースや内容の薄いサロンで金を巻き上げようとする輩が多いのも事実です。要は「儲かれば何をやってもいい」という思考ですが、これは本当に社会にためになっているのだろうか、という視点で考えると疑問です。

声が大きい人が目立つネットでは、そうした人に感化されて、目先の利益を上げる活動に精を出してしまいがちです。でも、改めてこうした本を読むと、一歩引いて、そもそも事業とは何なのか、というのを考えさせられます。

個人でアイデアを形にしていきたい人のために、みんなが寄付できるプラットフォームを作りました!みんなが活躍できる世の中を作りたいんです!と言っている人に対して、高額の情報商材で個人から金を毟り取ってます、というのは、僕個人としては恥ずかしくて言えないですね・・・。


まとめ

個人が活躍できる場が増えている中で、ビジネスモデルについてきちんと考える機会、というのは必要なように思います。

今僕はブログをしこしこと書いてますが、そのタイミングでこうした本に出会えたことは良かったと思っています。

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