「未来に先回りする思考法」はビジネスマン必読書だと思う

久々に痺れる本を読んだので紹介します。

「未来に先回りする思考法」という本なのですが、著者はメタップスという今ガンガン伸びているベンチャー企業の社長です。

未来を見通して先回りできる力をつける

本書の内容は、なぜ人は未来を見誤るのか、という課題提起から始まり、今後世界がどのように変わっていくかと、それを見定める思考法について書かれています。著者自身がアプリ収益化ビジネスを手がけていることもあり、主にネット系の話が多いのですが、テクノロジーの進化の歴史を振り返りながら、幅広い分野の話に触れつつ、今後の社会の変化の流れについて述べています。

個人的に感銘を受けたのが、そもそもテクノロジーとは何なのかという点について書かれていたところです。

石器にはじまりインターネットに至るまで、すべてのテクノロジーは、何らかの形で人間の持つ機能を拡張してきました。

斧や弓から始まり、蒸気や電力などは、本来人間がやろうとしていることの機能の延長にすぎないという話です。そしてこれからは、コンピュータやインターネットの発達により、人間の「知」を拡張していくことになる、ということです。

そのため、一見するとバラバラに進化しているように見えるテクノロジーも、今の時代のニーズを把握できると、ある程度パターン化されていることがわかります。

著者はテクノロジーと貨幣、テクノロジーと宗教、テクノロジーと国家といった観点からも触れており、最終的にテクノロジーが目指しているもの、という形で締めています。扱っているテクノロジーというテーマが様々な分野と絡めて説明されているので、とてもわかりやすく理解が進みます。書いている内容はおそらくかなり高度なものなのでしょうが、素人でもスラスラ入ってきて、読んでいてワクワクするんですよね。これはすごい。

まとめ

世界が注目する企業のエリートたちは、今後世界がどのようになっていくのか、ある程度は予測できているようです。あとは、それをいつ行うのか、というタイミングを図っているだけであり、適切なタイミングで適切なリソースを備えた人間が、未来を作っていくとのことです。

僕のような凡人にはできることは限られていますが、しかしそれでも、ある程度の時代の流れを察知し、自分で行動していくことによって、自分の生活をより良い方向へ変化させていくこともできるのかもしれません。

著者も最後の方で「評論家になるな、実践者たれ」と書いてありますが、結局、未来を見据えた上でアクションを取れる人こそ、成功に近づいていくのだと考えさせられました。

僕の説明能力が低いせいで、うまく魅力を伝えられていないのですが、この本はマジで読んだ方がいいですよ!読んでいてワクワクする本というのは、なかなか出会えないですからね~。

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