おとなの進路教室。(書評)

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少し前の本ですが、これまた傑作だったので紹介します。

著者はコミュニケーションインストラクターの山田ズーニーさんです。僕は以前、同じ著者の「あなたの話はなぜ「通じない」のか」を読んでおり、その文章の読みやすさと説得力の高さに感銘を受けていました。

で、今回も借りてみたのですが、これまた人生を考える上でとても参考になりました。

いつかより強くなって・・・どうするの?

本書で取り扱っているテーマは様々で、「勉強?それとも仕事?」「自己実現難民?」など、特に20代の若手ビジネスマンであれば、一度はぶち当たるであろう壁について書いてあります。

その中で、僕が共感したのは「いつかより強くなって」というテーマでした。

いわゆるいい大学を出た友人が、久々に大学のときの同級生の集まりに行って、みんな学生のときとは、うって変わって、「ゴルフ」と「株」の話しかしないことに驚いたという。~(中略)~彼らは、人生を”あがり”ととらえているんだな。~(中略)~”あがって”で、何がしたい?~(中略)~”あがって”で、その先が見えない。

不安を煽るようなキャッチコピーが溢れ、今後どうなるかわからない不透明感がある現代で、より稼げるように猛烈に稼いだり、なんとなくそれっぽい安定の道を確保するために激しい競争に身を投じている人が多いと思います。

ただ、その先にあるものが果たして自分にとって本当に望んでいたものなのか、と問われると、必ずしもそうではない可能性があります。この辛い状況が果たしてどこまで行けば報われるのか、報われた先にあるものはなんなのかなど・・・。自分自身、考えて見ても漠然とした不安から、なんとなく資格を取ったり、手に職をつけるように努力してみたりなどしてみましたが、一向に不安が消える気配はないですねw

結局のところ、それよりもどうすれば自分が幸せになるのかを明確にした方が、より実現できるような気がします。それが、本書にも書かれていますが、「立脚点」なのかも。

自分がどこに軸足を置いているのか。それがないと、いつまで経っても流されるばかりで、幸せからは程遠い・・・。

まとめ

20代~30代の若手の方にぜひ読んで欲しいと思った1冊でした。どうしても、表面的な事柄に追われすぎて、自分の人生についてじっくりと考えることは少なくなってしまいますが、一度足を止めて考えてみることにより、より充実した毎日が送れるヒントを得られるかもしれません。

ウェブサイトのpodcastを聞いてみるのもいいかも。

山田ズーニーの「おとなの進路教室。」

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